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芦生・京都北山

百里が岳(10月9日)

10月9日

 【コース概略】小入谷集落からシチクレ谷を遡行。最後は右俣を駆け上がり、百里新道の尾根に出る。帰路は若丹県境尾根を南下、途中から大倉谷に降り立つ。
家6時30分-コンビニ立寄り-7.25梅ノ木-8.00小入谷(駐車)8.15-シチクレ谷-右俣分岐9.00-10・00稜線10.15-シチクレ峠-根来坂分岐-11.15百里が岳12.00-根来坂分岐-12.50根来坂峠13.10-オニュウ峠-県境尾根-14.30大倉谷出合-15.00小入谷駐車場

 前夜のうちに用意しておこうと思っていたのに居眠ってしまい、結局朝になってからのパッキング。こういう事態は分かっていたので、6時前にメサマシをセットしておいた。とにかく必要そうな装備を車にほおりこむ。前夜、妻とはくだらないことで言い争いしたため、ちょっと後ろ髪を引かれる思いで家を出る。(泣)
 
途中越えまでにあるコンビニでサンドイッチと缶コーヒー(朝ごはん用)と、助六弁当と高菜おにぎり(昼食用)、アクエリアス、菓子類を購入。あまり買い込まないよう注意!(いつも余るから)。8月にも来た道なので迷わず小入谷へ。
 登山口がここでいいのかどうか、それは分からない。大倉谷とシチクレ谷の分岐のあたりに広い駐車スペースがある。歩いて登り口を確認。小さな札がある。谷に沿って右岸に地道の林道が延びている。少し行くと尾根ルートの分岐。そのまま林道を行く。
 
 あまり面白くない林道歩きが続く。右手に小川のような谷。30分ほど歩いて林道も終わりコゴンバ谷との分岐。シチクレとかコゴンバとか、意味不明の名前は何を意味するのでしょうね?
 ここで地下足袋、ワラジに履き替え。右の谷に入る。いよいよ沢だ! でも、ここまでくると水量も少ない。しかも流木だらけでごみ溜めの溝といった感じ。半分後悔しながらも「まあそのうち、きっと…」と、根拠ない希望を無理やり言い聞かせ、道をふさぐ木の枝をまたぎながら進む。
 それでもだんだんと両岸が迫ってきて、1メートルクラスの小滝が現れる。芦生独特の硬く黒い岩。ホールドもあるのでそのまま直登できる。滝が続きだし、ウンウン、この調子!とニンマリ。
立ち止まり写真を撮ってから、さてどこから登るか?と作戦を考えるのはパズルを解くのに似ている。
 3メートルのオーバーハング気味の滝は無理せず左を巻く。水量が少なくなっても滝は続く。滝というより、湿った岸壁を登るようなところもある。2段の4メートル斜滝を登ったとたん水量はまったくなくなった。正面は草や雑木で覆われているので、さて、どちらへ進むか悩んでしまう。左は植林地、右手は自然林。稜線は近そうなので傾斜のゆるそうな右手を登る。
 木の枝につかまりながら出た稜線で一休み。長靴に履き替える。尾根道を左に進む。途中、百里が岳の展望が良いピークがあった(805ピーク?)。
シチクレ峠をへて根来坂からの道との合流点に。百里が岳へは40分とあるがその半分で到着。最後ののぼりはちょっときつい(泣)
百里が岳(10月9日)_c0097754_17583799.jpg
 
山頂は刈り込まれていて広い。夫婦2人連れだけだったが、そのうち次々登山者が姿を見せる。10人は下らない。人気の山なんだ、と改めて感心。食事の後、夫婦組みと話していて遅くなったが下山。根来坂でシャッターを押してあげた女性4人組が食事中。大阪のグループで、木地山を登り、根来に下るという。明日は湖北の山に登るらしい。それにしても山は女性陣に占拠されそうだ。きょうも7割が女性だった。

 グループと別れ、県境尾根に入る。尾根上を踏み跡がついている。オニュウ峠は新しい林道の頂上で祠と石塔がある。尾根の左側に道が切ってあるのでそれを進む。尾根上にも踏み跡はあるだろうか?谷と対岸の林道が走る尾根を見ながら巻くように下る。
 少し行ってそろそろと思い右手の尾根に出る。道は定かではないが、よく確認するとテープや踏み跡がある。尾根をはずさないように進めば大丈夫だろう。803ピークが仰げる鞍部から東側の大倉谷へ向かって植林の急斜面を下る。支谷へは降りず、左岸を滑りながら下り、途中から枝打ち作業用の踏み跡をたどり斜面を巻くように進む。
 はるか下の沢音が次第に大きくなる。急斜面をジグザグに下り大倉谷の流れに飛び出す。顔を洗い一休み。どこへ出るのか心配だったが、ある程度予想通りだったので、われながら読図能力(?)に確信。

 気持ちのいい谷をジャブジャブと歩いて下り、広い林道の新しい橋に出合う。地図ではここから流れの両岸に林道が書かれているが道は右岸だけ。橋から10分くらいで車を止めた場所に到達した。このあたり、車止めを無視して(どけて)河原まで侵入し川遊びしているグループがいた。どうなんでしょうね、これ。(泣)
シチクレ谷はイマイチだったが大倉谷は静かないい雰囲気だった。上部は分からないので、こんど大倉谷を詰めてみようかなと思った。
 芦生の谷をすべて歩くとしたら何年かかるでしょう? まあ、私の生存期間を考えると不可能なことだけはたしかですね。年内にもう一度は行ってみたいですが…。
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by biwaco06 | 2005-10-09 00:00 | 芦生・京都北山 | Comments(0)

近畿中心の山を歩いた気まぐれなmt.memoryです


by biwaco06
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