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大峰・台高

野江股谷/滝見尾根は紅白お花の回廊でした

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【 日 付 】2014年5月10日(土)~11日(日)
【 山 域 】台高/野江股谷両岸尾根周回
 
【メンバー】zipp、クマ、グー、ナズナ、pana、tabito、六衛門(11日のみ)ume&umeママ(10日のみ)、すみすみ&チビッコ2(10日のみ)、biwaco
【 天 候 】両日とも晴れ
【 ルート 】初日=江馬小屋谷分岐テント泊
11日=テント場~滝見尾根~野江股ノ頭~ナンノキ平~テント場


10日(土)
11:10 蓮峡線江馬小屋谷分岐
おっと行きすぎたらあかんあかん。軽トラを停めて作業中の男性に確認する。「江馬小屋谷はここからですよねえ」
分岐の空き地にはすでに3台ほどが駐車。残りスペースはそんなにない。umeちゃんたち、車停める場所があるかな?
橋の向こう側に停めて待つことにしよう。
駐車した途端、前方からミキサー車がやってきた。ドライバーが窓から顔を出し、「そこ停められると大型が通れんのやけど…(@_@;)」
すいません、ごめんなさい、すぐどけますから…<m(__)m>
あわててUターン。分岐に戻って、残ったスペースに潜り込む。ミキサー車の運転手さんに手を振っておあいそ。お世話になります。お仕事ご苦労様。(^^♪

さてと。人待ちタイムにお昼の腹ごしらえだ。クーラーボックスからおもむろに取り出したのは、途中のコンビニで仕入れてきた「冷製山掛けそば」。温泉卵入りのちょっとデラックス。この時期、もう熱い麺類は敬遠したい。

さっきの男性は、ホースから山水が流れ落ちている傍でまだ作業中。なにやってんやろ? そばを食べながら近づいて、
「水汲んでるんですか?」
「いや、これ洗ってるんや」
これって? 一斗缶の中をよく見ると、酒瓶などのブリキ蓋が詰まっている。焼け跡からでも集めてきたみたいに、なんだか真っ黒だぞ?
聞いてみると―
再資源化(クズ鉄)のためにもらってきた。裏側のコルクを取り外すために燃やしたが、炭にはなったが、なかなか剥がれない。エライもんをもらってきたもんや…。
一個ずつコルクの炭を剥がしていく作業は大変そうだなあ…。軽トラの荷台には一斗缶が数本載っている。これだけ労力つぎ込んでも利益はどのくらい…?と、フト思ったけれど、さすがに聞くのはやめておいた。

やがてブルーのumeちゃん号がやってきた。久しぶりの再会である。二人ともお若いまま…。
続いてpana号も。おや?車が違う。白デリカはどうなったのか? 現れたのはいま話題のスバルのSUVだった。
ume号だけ分岐に残してテント場へ。橋を渡り、工事現場の河原への降り口を過ぎるといきなりの悪路。岩礫ゴロゴロの洗濯板ロードが待っていた。panaSUVはスイスイと進んでいくが、こちらはローギアでのたりのたりと喘ぎながらの走行(歩行?)。昨年の悪夢(パンク)の再現だけは避けたいの一心で、アクセルを踏む足にブレーキをかける。






なんとか林道終点まで無事到着。先着車はクマちゃんの軽SUVと隣に街乗り軽四がもう一台。ん? グーさんのラッシュでもないし…(?_?)

野江股谷に掛っていた橋が完全に流されている。2年前にナンノキ平から下ってきたときには半分残っていた残骸すらない。その代わりに、河原への降り口に足場の木組みが設けられていた。

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夕餉の宴会には時間があるので。江馬小屋谷の奥へ行ってみましょう。行合まで行けたらいいなあ…。
右手(左岸)の斜面から巻き上るつもりが、だんだんヤバくなってくる。沢靴が滑りそうだし…。(@_@;)
諦めて引き返す。河原に降りて、今度は沢に沿って進む。沢靴履いてきたんやから初めからそうすればよかったんだな。(-"-)

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やがて前方に巨大な岩の割れ目が出現! 画像の白い縦の筋は滝ではなくて空なのだ。高さはどれくらいあるのか?野江股谷/滝見尾根は紅白お花の回廊でした_c0097754_15591181.jpg野江股谷/滝見尾根は紅白お花の回廊でした_c0097754_1550263.jpg
出口(上流)まで行ってみましょう。umeママと上を見上げておったまげている写真を撮り合う。あとからやってきたumeちゃんにも万歳してもらう。
ここって、前に来たことあるらしい…と、みんなが言うが、biwa爺の記憶にはない。老人性痴呆?それともアルツ…? 先日のTVによると「…あるかも」は老人性物忘れで、「ない(きっぱり!)」はアルツハイマーの恐れあり…だって。とすると…(?_?)

珍しい景観を見せてもらいテント場へ戻る。pana夫妻差し入れのスイカをいただき、アワワを1本空け、さてテントと宴会準備だ! と思ったところへ、上流の五所ヶ滝へ行ってきたzipp&くまのご両人がご帰還だ。もう少し早起きすれば同行できたのに、残念(-"-)
街乗り軽四のことを聞くと、やはりzippさんであった。あの車でよくあの道を上れたもんだ。(@_@;)


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テント用具や食材を運び、枯れ木を集めて宴の準備。そのうちグー&ナズナコンビに、すみすみ母子もやってきて、メンバー勢ぞろい。手作り餃子をメインに、熊野灘の干物や採れたてソラマメの鞘ごと焼き、ナズナさん特製焼き豚にグーさんのベーコンチーズのせミニトーストなどのサイドメニューも次々。

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焚き火を囲んで、何を食べたか、どんだけ飲んだかもだんだん分らなくなって、気がつけばもう22時を回っている。明日は早い。残り火の処理はしっかりしてテントへ潜り込む。



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11日(日)
野江股谷/滝見尾根は紅白お花の回廊でした_c0097754_1661914.jpg沢の水音がちょっとうるさいけど、快適な夜が明ける。4時半はまだ薄暗いけれど、用を済ませて辺りをぶらついていたら目が慣れたのか日の出が近づいたのか、周りが明るくなってきた。今日も快晴のようだゾ(^^♪
鶏肉に鶏のツミレ、モチ入りアゲまで入った具だくさんうどんで朝食。
今日の行動はメンバーが少し入れ替わる。ume夫妻は別行動で滝めぐり。すみすみ一家とは朝でお別れ。代わりに六衛門さんがやってくる。この人とは初対面だが、お名前とは裏腹のスリムなイケメンではないか(^^)/


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7:40
ルートは野江股谷をはさむ両岸の尾根をグルリンポンと周回。予定通り、7時半過ぎにスタート。いきなりの急登である。これは朝から身にこたえる。うどんパワーで何とかついていく。

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ピンクのシャクナゲが疲れをいやしてくれる。花のせいというより、立ち止まっては写真を撮るから休めるわけ。しかしその分、先頭のzippさんとはどんどん離れてしまう。
おやまあ、今度は純白のシャクナゲだー! また、間隔距離が広がってしまう。
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1時間半ほど登った稜線近くに「お玉ちゃん」広場があった。一面に山シャクヤク。ここでは全員がカメラマンになるので、やっと遅れも取り戻せた。


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9:40
少し登って、co950mピークから滝見尾根の主稜へ。
アップダウンはあるものの、急登はもう終わり。この尾根、命名を間違えたのかと思うくらい、花、花、花…の花見尾根である。下では終わりかけだったシャクナゲは標高が上がるほど今が盛り。ピンクのアケボノツツジが青空に映える。オレンジ色のヤマツツジも負けじと花を開く。蕾はシャクナゲと赤さを競っている。と思えば雪が載ったかにも見える白い花はシロヤシオ。まだ硬い花芽の木もあり、これからも楽しめそうだ。

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・1083P辺りに「滝見台」のプレート。宮ノ谷へ落ちる滝の観覧席「天井桟敷」へは寄らず(時間のせいで)に先を急ぐ。嫌な崩壊ガレをヒヤヒヤで通過し、尾根を進むといつのまにか水越からの東尾根とのジャンクションへ。あとは花と眺望を楽しみながら歩くだけだ。

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12:20
アケボノツツジに覆われた古ヶ丸の山頂を眺めながら野江股ノ頭に到着。ここで昼食にする。今日は「ラ王」に豚バラと野菜をブチ込んだスタミナラーメン。これにアワワ1本をオマケ。
天気はいいし、風もそよ風、見晴らし抜群、荷物も軽けりゃ気も軽い~♪ってなもんだ。あとは「このー木 なんの木 気になる木~」とか歌いながら、ナンノ木平から下るだけ~(^^♪
と、その時はみんな余裕綽々だったのであります。

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・1226mP手前のビューポイントの岩峰から満開のアケボノツツジの向こうに連なる台高山脈の稜線を眺望。手前の登ってきた滝見尾根は存外に標高が低い。
ナンノ木平へはここから東尾根を外れ、北へ向かう。

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崩壊地も見に行ってみる。わー! こっから滑り落ちたら止まらんやろ(@_@;)
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「枯れてるかも…?」と心配されたナンノ木大王(ミズナラ)は、枝の先から新芽がのぞいていて、みんな一安心。

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14:05
「大王」と別れて1時間ほど下り、水場で一休み。植林帯のトラバース道を尾根の先まで出ると、最後の急下り。積もったアカガシの枯葉でなんどもスリップしそうになる。ヤバイ、ヤバイ(@_@;)
急崖を回り込む難所を木の根っこにすがりながら通過。ロープも鎖もないなんて…。(-"-)
肝を冷やしながらクリアすると、間もなく駐車した車が視野に入る。おお!フィニッシュは近い(^^)/

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16:10 
テント場へ降り立つ。ナンノ木平から2時間ほどかかった。2年前にも同じルートを下ったはずだが、こんな難所はなかったような気がする。その時は雷サマに追いかけられてたから、怖がる余裕もなかったのかもしれないのだが…。

とにかく終わってみれば多彩なメニューに満足な2日間であった。最後よければすべてよし!(^^)!

引率のzippおいちゃん、食事などのお世話のくまちゃんたち、同行のみなさんに感謝! またの出会いを楽しみに~(^^♪


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by biwaco06 | 2014-05-15 14:45 | 大峰・台高 | Comments(0)

近畿中心の山を歩いた気まぐれなmt.memoryです


by biwaco06
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