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鈴鹿

今年の初山は雪のテント泊でお目覚め~《2日目》

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19日(日)

いま何時やろう? 思ったよりよく眠れた。だけど、もっと寝ていたい気分…。

「びわこさ~ん」
ふ~さんのモーニングコールだ。
ああ、そろそろ起きんといかんなあ…(-。-)y-゜゜゜
昨夜、「明日は何時に出発?」と聞いたら、「7時には出たいね」と。
えっ!そんな早ように…。
とは思ったが、考えたら山では早いどころか遅すぎるくらいの時刻だろう。
逆算すれば、6時に起きていたんでは遅すぎる。それが時計を見ればもう6時半。

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外へ出てみると、今まさに朝陽が昇ろうとしている。赤と黒の切り絵のような風景だ。
左のヘンな形の山は? そうか、鎌ヶ岳だ!すると左の大きな山は雨乞岳? 

時間がない。慌ててテント内でラーメン朝食。
湯沸かしついでに鍋にペットボトルを突っ込み、凍った水を融かす。
慌ててパッキング、なんとかテントをたたみ、出発できたのは8時半を回ってしまった。




今年の初山は雪のテント泊でお目覚め~《2日目》_c0097754_1230651.jpg快晴! まったく踏み跡もない雪原にシューの踏み跡を付けていく。
立ち止まって景色に見とれたり、カメラを向けたり…。こんな風景を素通りするなんてもったいない。
西側には昨夜の夜景を演出した街並みがジオラマのように広がる。
昨日登ってきた南尾根、その向こうに仙ヶ岳の双耳峰。その右下は野登山?




今年の初山は雪のテント泊でお目覚め~《2日目》_c0097754_12312970.jpg今年の初山は雪のテント泊でお目覚め~《2日目》_c0097754_12305085.jpg
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ひとつ雪丘を越えると、雨乞岳の左のイブクラチョウの山稜がクッキリと見えだす。
左に延びる尾根から新雪斜面を辿れば綿向山山頂だ。石積みの「青春の塔」が見えている。

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山頂に9時35分、テン泊地から1時間だ。
若い男女ペアが反対側の登山路から登ってきたところだ。2日目にして初めて人と出会う。
その後次々に登山者がやってくる。さすが、人気の山だ。
しかし、時を追いかけるようにガスが押し寄せ、あたりの視界が悪くなる。
ふ~さんが早出に拘ってた理由はこれだろう。早々に水無山へ向かいましょう。

今年の初山は雪のテント泊でお目覚め~《2日目》_c0097754_12344555.jpg山頂から少し引き返し、西斜面の灌木帯を下る。
「道迷いで遭難が発生。引き返す勇気を」
警察署の警告板。はい、気を付けて行きますので…。m(__)mスノ―シューでの急降下は苦手なので、ツボ足でヒールキックを効かせながら下る。
凍ったザラメ状の残雪の上に新雪が載っているのでブレーキはよく効く。
が、下の氷が硬すぎてカカトが入らず尻もちをついてしまうことも。

文三ハゲの西側を巻いて、登り返すと水無山・990.7m。素通りして南峰・985へ。
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市販図では南峰に山名があり、地形図には南峰だけに標高点数字が打たれている。
しかし、標高は北峰(本峰)のほうが高い。
「この先は全く道はありません。引き返してください」
そんな標示板が現われる。でも、ここまで来て引き返したら余計ヤバイなあ…(-。-)y-゜゜゜
南南西に延びる尾根芯に沿って下っていく。登山路があるのかないのか…? 今は雪の下なので分からない。
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正面は・811pの尾根。手前の切り開き(白い斜面)との境界をヒヤヒヤで下ったんだなあ…。(@_@;)

さて、ここもかなりの急斜面で、アイゼンのほうが下りやすそうだ。
もう踏ん張る脚力は残っていない。シューを履いたままシリセードで滑り降りる。これは楽チンだ~。
先行のふ~さんに一気に追い付いた。

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植林帯になるとだんだん雪が少なくなり、最後の急なスギ林を抜けると枝谷の堰堤に飛び出した。
biwa爺の弱足に付き合ってくれたふ~さんも、やっと先が見えてホッと一息みたい。
休憩後、その谷は下らず、左岸から左の斜面を下ると林道に出た。このまま林道を下れば車のデポ地や~♪
…と思ったら、六地蔵さんの祠にお参りした後、林道を少しバックして、またブッシュに入っていく。
えー、どこ行くねん? とにかくヤブで締めないと気が済まんのかいな…(>_<)

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そんなボヤキが聞こえたか聞こえなかったか、まもなく、「車発見~!」
なんと、車をデポしたバス停舎が目の前にある。目的地にピンポイントで到着だ。
スゴイ!ふ~さんの頭の中には、きっと強力ナビが付いてるんだろう。
体も頭もフラフラ、ボケボケ~で、方角すら怪しいbiwa爺には、無事に戻れたこと自体が不思議でならないくらいなのに。

ひたすら後を付いて行くのに必死の2日間。2ヶ月ぶりの山は麩抜けた体にカツを入れるにピッタリの厳しくもやさしく、寒すぎるもココロ温まる、美味しく嬉しい2日間でありました。
ふ~さん、心から、ありがとう♪ またよろしくね~m(__)m
Commented by Chika at 2012-03-01 17:43 x
UPはまだまだと思ってたら、いつのまに!!
こりゃまた遅れをとりました・・・^^;
雪山も、やっぱりシメはヤブですかー。
北ヤツにもあるのかな。。。無かったらごめんなさい。
Commented by kitayama-walk at 2012-03-02 01:44
 えっと、ですね。北ヤツの天狗岳周辺にはヤブ漕ぎはなかったと思います。ヤブじゃなくて、立派な樹林帯が待ち受けていますよね。ヤブ漕ぎするなら奥美濃に限ります。biwacoさんが獅子奮迅の戦いを挑んだ左千方の戦いがあるじゃないですか。わたしゃ、夜叉ヶ池から三国岳まででも、相当参りましたが。でも、今は積雪期なのヤブも雪の下なのでチャンスなんですよん。
Commented by biwaco06 at 2012-03-02 12:05
chikaちゃん、kitaさん~
まとめレス、ゴメンナサイ。

あのね、ワタシはヤブなんぞ掻き分けたくはないんですよ(>_<) でも、リーダーが…。逆らえないでしょ、蝶野さんにも。(^_-)
奥美濃のヤブも今なら冬眠中。チャンスですね。ただしアプローチがねえ…。左千方はトウセンボウ状態ですわ。三国攻め春の陣の日取りを決めないとなあ。
Commented by チャリちゃん at 2012-03-02 16:14 x
琵琶湖さん 今日は
綿向山 2日目天気に恵まれ良かったですね
素敵な画像だね
そうそうスノー衆延期だつたのでふ~さんと飛び入り参加したら良かったのにバンビちゃんが会いたがってたよ~
Commented by biwaco06 at 2012-03-02 22:01
チャリちゃん~
お久~ですね(^_-)
綿向山、2日目の朝は初日と一変!素晴らしい夜明けでした。それにしてもふ~さんはタフです。すっかりお世話になってしまいました。
スノー衆はpart4(あれば)に参加できるかな?
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by biwaco06 | 2012-02-25 13:14 | 鈴鹿 | Comments(5)

近畿中心の山を歩いた気まぐれなmt.memoryです


by biwaco06
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