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鈴鹿

【鈴鹿】予定外の山は予定外のルートを予定外の相棒と…そして、予定外の結末

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【鈴鹿/イハイガ】1月15日(土)、同行=ふ~さん、biwaco
甲津畑登谷入口(駐車)9:50-R鉄塔巡視路取付点10:00-郡界尾根11:25-・841-竜王山分岐(・913)12:40-・962-14:00綿向山分岐14:10-イハイガ(・964)15:10-・888-岩ヶ谷林道17:30-18:40駐車地

c0097754_1162723.jpg天候不順のため「スノー衆」は順延だ。予想はしていたけれど、なんだか拍子抜けしてしまう。天候も荒れ模様だし今週はお休みにしましょう。
そう思ってゆっくり寝ていたら、携帯がブルブルとバイブして目が覚める。あれ? 誰かいな?と思うと、ふ~さんだ。夢遊病者のように車で家を出てしまい、新名神の土山PAあたりで鈴鹿の山を狙って待機中という。「お気をつけてね~」と返信。
起きてパンを食べていると、また携帯が震えて甲津畑から山へ入るという。なになに?それは放置しておく手はない。ジモターとしては、歓迎に出向かねば~!
というわけで、またも予定外の押し掛け山行となった。

そういうわけなので、スタートはファミリーハイクでももう少し早いだろうと思うくらいの時刻となってしまった。
待ち合わせたカーブの曲がり角。右手から落ちてくる谷が登谷らしい。あとで市販図を見たら記述がある。フジキリ谷の一本南西。南東のイハイガへ詰めあがる。どうやらこの谷の両岸尾根を周回しようというのがふ~さんの思惑みたいだ。しかし、こんな時刻から完全制覇はかなりシンドイだろう。時間を見て岩ヶ谷林道へ逃げることになるのは必至だ。




c0097754_22355293.jpgc0097754_22371191.jpg登谷の左岸に伸びる林道を進むと大堰堤が現れ貯水池へ。道は細くなり上空の高圧線に注意していると尾根の突端付近の巡視路入口へ。残雪を踏みながら右手の斜面を登る。ヤブもなく斜度もそれほどきつくないので嬉しい尾根だ。鉄塔のナンバーを確認しながら郡界尾根に出る。東近江市と日野町の行政界である。「三峯山南山生森」と書かれたプラスチック角柱が境界のところどころに打ちこんである。なんて読むんやろ? 後で調べたら(調べるほどのもんでもないが…)、日野町の森林組合の名前だった。どうりで尾根の西側からは植林が攻め上がっている。

c0097754_22375632.jpg雪が深くなったのでワカンを履く。ふ~さんはスノ―シューだ。やはり沈み具合が違うみたいだが、ずっと先頭を歩かせてしまっている。申し訳ないと思いながら、長幼の序ということでお許し願う。
・913で尾根が分かれる。GPSで確認して東へ進む。少しして「標示板があるよ~!」とふ~さん。「ここは917峰」とある。進めば綿向山、逆は竜王山。さっきの分岐が竜王山との分岐地点だったんだ。

c0097754_22403838.jpgc0097754_2239694.jpgということはこれからは一般登山路だ。雪の低いところを狙って進めば踏み抜く心配はない。
左側の谷の向こうにイハイガのトンガリと崩壊地を見ながらの尾根歩きだ。カクレグラからタイジョウやイブネ台地も目に入る。歩き始めたときはガスっぽかったので諦めていたのだが、思ったより見晴らしが利く。

もうすぐ綿向山との分岐。右前方からキャピキャピと山ガの囀りが聞こえてきた。綿向山にエビの尻尾でも啄みにやってきたのだろう。つい、釣られて行きそうになるが、釣っても釣られてもいけない! われわれは純粋に自然保護の観点を貫き研究活動に限定して山ガに接している真摯なる研究者なのだ。
で、囀りを聞き流し、目の前の綿向山をやり過ごし左に針路をとる。めざすはイハイガ。
とはいえ、もう14時を回っている。これからは稜線歩きと下りばかりとはいえ、日没まで3時間しかない。行程距離でいえばまだ半分にも達していない。もう一刻の猶予もないのだ。

c0097754_22423095.jpgc0097754_22413871.jpg稜線には偉大なる単独者の壺足の穴!が残されている。たぶん大峠へ向かったものだろうが、よくも一人で!と感服してしまう。
笹やアセビに乗った雪なので落とし穴だらけだ。それでも広い斜面は山スキーにピッタリのゲレンデだ。兎夢さんたちならきっと滑ったことあるやろなあ…?と思いながらワカンで雪を押しながら下って行く。
イハイガからの尾根の斜面に植林帯の伐採地が白い造形。クローバー、フクロウ、トトロの形にそっくりに見える。視覚中枢が麻痺しているからではない。少し形状的に無理な部分もあるので、植林の木を切って整えてみたい衝動に駆られる。

前方の雨乞岳が近づいてくる。さすがに大きな山だ。左の鞍部が杉峠。先週は峠から輝く東国を見下ろしてたんだった。「その気持ちが実感できたよー」とふ~さんさんが言う。
写真を撮りながら来たのでイハイガまで1時間もかかってしまった。

c0097754_22431166.jpgさあ、ここからは雨乞岳への稜線と別れて登谷右岸尾根を下るのだが、まずはの難関は崩壊地の通過だ。(><)
こりゃヤバイ!雪で足場が分からないからトップの通過は無理だ。右側から斜面を巻き気味に通過する。そのあとの崩壊部分も下ろうとしてやめた! 滑って落ちたら笑えない。無理せず右から巻きます。
あとは登り返しながら尾根を進む。ほとんど下りだろうと勝手に思っていたのだが、実際は登りのほうが多い。ダラダラとヤブを避けながら向山(co930)に向けて登る。
c0097754_22441437.jpgもう17時に近い。日没はすぐだ。左側に通ってきた綿向山。その上に雲に隠れ気味の太陽が沈みつつある。急ごう急ごう。もう写真など撮っておれないぞ。

先を進んでいたふ~さんが立ち止まっている。ここから右の林道へショートカットするという。地図をよく見てはいないが、北側の岩ヶ谷林道へ下りるつもりなんだろう。OK!OK!このまま尾根を進んでいたら完全闇下は間違いない。もうクタクタだ。早く下ろう~♪
闇が迫る斜面を一目散に下る。植林帯になり、やがてフジキリ谷の沢音が聞こえてくるといきなり林道へ下り立った。やったね~! とっくに6時を回ってあたりは真っ暗だ。それでもヘッデン点灯無しの準闇下? 
暗いのでワカンはそのまま林道を歩く。1時間近くかけて林道終点。更に残雪が凍りはじめた舗装道路をスリップしながら、なんとか無事に駐車地へ帰りつく。一歩間違えばいつぞやの二の舞?だったのかも…

車には思いがけない予定外のお土産までぶら下がっていたりして、予定になかった山だったのですが、まあ、いろいろとサプライズの多い山行となりました。
ふ~さん、ラッセルありがとうさんでした。

※GPSトラックデータを追加します。・888からは電池切れで抜けていますが、あとで書き込みました。岩ヶ谷林道の南東部分は以前の軌跡です。

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Commented by ふ~さん at 2011-01-23 19:53 x
そろそろ、私もbiwacoさんの押しかけ女房ぶりには慣れました(^_^;)それにしても、わけわからないルートで申し訳なかったですね・・・っていうか、biwacoさんはそんなこと折り込み済みだったのかも。ゆっくりランチの余裕もなく、ほんと申し訳なかったです。綿向山は立派でしたね。仙ヶ岳から鎌ヶ岳、雨乞岳、イブクラ銚・・・と素晴らしい景色が目に焼きついています。また、よろしく~
Commented by 温泉玉子 at 2011-01-23 20:01 x
冬のイハイガ岳は未踏です、しかも甲津畑林道からとは渋い!
ルートの後半は足取りが掴めませんが玄人ですね^^;

でも出発時間の遅さは夕方に影響してますね、まあ無事で何より。
Commented by kitayama-walk at 2011-01-25 11:35
 biwacoさーん、相変わらず、ちょいあぶ山行やっておられますね。かなり積雪のある時期に、イハイガ岳とは渋い。しかも、綿向山からの尾根歩きではない、玄人ルートです。私も、1/2にイハイガ岳に行きましたが、綿向山からのピストンです。

 イハイガ岳までのルートは地形図を眺めると、大体はわかります。しかし、温玉さんと同じく、下山ルートがよく分かりません。P888からどう下ったかですが、岩ヶ谷林道への着地点は隠れ岩と桜地蔵の中間あたりでしょうか?

 いずれにしても、出発時間が遅いため、真っ暗になっての下山はちょい(かなり)あぶ山行ですね。いつぞやの二の舞かと思いました。まあ、よくぞ生還されました。
Commented by Chika at 2011-01-26 15:28 x
kitayama-walkさんの「ちょいあぶ」、いいネーミングですね♪
こちらは「ちょいあぶ」の集まりですね~。
どちらさんも「ほんあぶ」「めちゃあぶ」「マジあぶ」にエスカレートされませんように。。。
あ、もうしてるか~^^;
Commented by biwaco06 at 2011-01-28 09:55
ふ~さん、どうも。
遠いところから、お疲れさまでした。押し掛け…だなんて人聞き悪い。神出鬼没とでもよんで下さいマセ~(笑)
思いがけないワンダーランドは尾も白かったですね~♪ ラスカルストールを忘れたのが残念でした。次回は早めに出て周回を完成させましょう!それとも、綿向南尾根から? 
Commented by biwaco06 at 2011-01-28 10:01
温玉ちゃん、オハヨ!
いつもレスありがとうさんです。イハイガからの尾根は最初のガレ以外は難しいところはないですが、雪と時間との戦いでした。
軌跡追加しておきますね。(バッテリー切れで最後のトラックがありませんけど…(泣))
Commented by biwaco06 at 2011-01-28 10:11
kitayama-walkさん、こんち~(^^)/
ちょいあぶ山行…ねえ?夏のヒルアブ山行より気持ちいもんね~♪てなこと言ってるけど、ほんとは安全山行に徹しておりますよ。
このルート、全くの初歩きでした。同行者のお尻を追っかけただけですわ。林道への着地点はその通りです。・888から90度右の支尾根をドンドン下って前方伸身3回転2回ひねり降りくらいです。
Commented by biwaco06 at 2011-01-28 10:26
Chikaちゃん~♪
こっちがちょいアブなら、そっちは激アブのガケップチ!でしょうが(笑) ”八つ当たり"はほどほどに、たまにはお家で一杯やりながら「あぶさん」でも読んでマッタリ過ごして下さいね~♪
赤兎祝賀山行、実現まで命を大切に生きながらえますね~(^^)
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by biwaco06 | 2011-01-20 22:52 | 鈴鹿 | Trackback | Comments(8)

近畿中心の山を歩いた気まぐれなmt.memoryです


by biwaco06
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