美濃・奥越・湖北

ヘンな名前に惑わされ、行ってシマッタ! ブンゲンはい~のう♪

   奥伊吹スキー場ゲレンデと金糞岳▼
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【江濃国境/ブンゲン(射能山)】12月5日/単独
自宅6:10-7:40奥伊吹スキー場8:10-林道ゲート8:45-品又峠9:00-・1226(第10リフト終点)10:00-10:40ブンゲン11:25-・1226-第10リフト始点-13:05駐車場

日野山で出会った迷ガイド?のHSN氏は越前、美濃、近江の山の名前を次々に上げていた。その彼が中でも絶賛していたのがブンゲンである。
ブンゲン、ブンゲン…? ヘンな名前。はて、どこにあったけ? 地形図を見ても見つからない。
ならば…、とネットで山行レポを探す。あったあった! なんだ、わが近江と美濃の県境尾根上のピークではないか。地形図に名が書いてないから分からンはずだ。
位置は分かったけど、沢屋さんの美濃側からの遡行レポばかりだ。この季節、兎夢さんたちの後追いして竹屋谷とか詰めるのはあまりにツメたすぎるだろう。
更にググって、も一度ググって…、なんとか夏ルートのレポ発見。美濃側から品又峠まで車で来て、スキー場上部の広幅林道をヒョイヒョイと歩いて、ちょっとだけヤブ道歩いてブンゲン山頂へ~というものだった。
なんだ、そんなに簡単に行ける山だったのか! HSNさんの話だとえらいヤブ山か? と思っていただけに、なんやら気が抜けたというか、安心したというか…。
しかし、この不思議な名前、いったん気になった山は頭から消えない。5日は体も空いたし天気も回復してまずまずの予報。1200mを超す豪雪地帯の山なのだ。そんなに安易に構えていていいの? とは思ったが、一応の防寒対策はして、とにかくも足を運んでみた。




そんなに遠くないとは言っても16時半には日が落ちるこの時期。行動は早めに限る。6時には家を出ようと思っていたが10分遅れ。高速は使わない。カーナビをセットしR8で北上する。米原から関ヶ原方面へ分かれ、醒ヶ井の先で左に。奥伊吹スキー場の案内看板があるのですぐわかる。
c0097754_1820458.jpgR365を横切り、甲津原の村に入るともうすぐ。奥伊吹スキー場がオープンしたのが1970年というから今年で40周年だ。当時、2,3度スキーに来た記憶があるが、狭い道路が渋滞して前に進めなかった。こんなに広い道になったんやー! 感慨深い。
左右に大きな駐車場が現れスキー場に到着。さて、ここから品又峠へはどう行ったらいいのか? スキー場のオープン準備で出勤されてきた男性に道を聞く。返事はNO!「車は入れへんで。林道はゲートが閉まってるしな」とすげない。この冬にどこへ行くんや?怪しい奴め…! という感じであしらわれてしまった。

c0097754_18221833.jpg車が通れる道があると思っていたが、どうやらこちらからは無理のようだ。仕方ないので歩いて登ろう。駐車場に車を停める。オープン前なので料金はイランやろ?
左のゲレンデの端っこをトボトボ。もう雪が乗っている。そう言えば金土と悪天候だったからその時の雪でしょう。今日は青空がのぞいたり雲に隠れたりのハラハラ天気だ。
時々後ろを振り返りながら高度を稼いでいく。西側正面に金糞岳が凛々しい。出発点がco750なので稜線まで300mほどの高度差だ。枯れた草が見え隠れする雪原を汗をかきながら登ると物見櫓のような建造物が山のてっぺんにある。どうやら△1045.6だろう。
c0097754_18233737.jpgピークの下を広い道路が巻くように伸びる。道路に上がって左を見るとチェーンを張ったゲートがある。地形図にある美濃側の林道の最上部だろう。
一休みしてから展望櫓のあるピークを巻いて下ると品又峠。リフトの駅がある。さらに登り返しゲレンデ道路を進む。圧雪車がすれ違えるほどの広い道。山歩きとしては面白くもなにもないコースだが、見晴らしがいいのと雪景色を眺めながらの気持ちのいい歩きが満足~♪

c0097754_18242537.jpgあれはなに? 葉を落とした立木に丸い鳥の巣のようなモノが乗っている。猛禽の巣かな? いや、クマ棚かも? 近寄ってよく見ると若い葉の塊のようだ。なんだ、この木は? 樹種は分からないが、この後も何本か同じような木を見た。

第11ペアリフトの終点で広い道はオシマイだ。リフト降り場のco1230ポコには行かず、右手に進む。もう広くはないが、普通の登山路らしい道型が続く。雪が乗っていてトレースもないので道らしいところを探しながら進む。

c0097754_18254661.jpg谷筋から稜線に出るとブナの回廊が始まった。太くはないが、一面のブナ! 他の樹木はないというくらいだ。ここを通れただけでも来た甲斐がありそうだ。
回り込むようにして到着したピークが・1226.右ゲレンデのリフト最高地点だ。ここからの眺めもなかなかなもんだ。今日は黄砂のせいか遠くは望めないが、周りの山が一望。琵琶湖の湖面も霞んでいる。
c0097754_18271881.jpg南側にはすぐ目の前の高みの後ろにブンゲンが見えている。近いやん! 思ったより近くに見える。
c0097754_1829313.jpg水とエネルギー補給してから出発。第10リフト降り場への道と分かれるといきなり道がなくなった。ササ藪に踏みわけ跡があり「ブンゲン→」のプレートがある。ヤブはそれほど高くはないが笹に乗った残雪でズボンがビショビショだ。合羽をはけば良かった…と気付いた時はもう遅い(><)
平坦な道を少し進んで目の前の高みに向かって右に降りていくあたりから笹の背丈が半端でなくなってきた。それまでの平泳ぎが潜水に変わる。と思ったら中途半端に雪が乗った笹のハードルを乗越し。陸上競技まであるとは…。まあ、倒木越えの障害物競走がないだけマシか?
アップダウンのコルのたびに濃ヤブが待っている。しかし、一応ルートは切り開いてあるみたい。両側の笹が倒れこんで道を塞いでいるので厄介なのだ。

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c0097754_18303862.jpg30分ほどで山頂?に出る。和歌を書いたプレートがあるが、無学な爺にはチンプンカンプン。播磨屋の旦那でもおれば返歌のひとつも浮かぶのだろうが…。
諦めて顔を上げると、南側にもう一つのピークがある。あれれ? あっちが本峰かな? なんとブンゲンは双耳峰だったのだ。(地形図見たらすぐわかることだけど…)
本峰にはいろんな山名プレートや三角点標らしい石柱(刻印は確認できず)がある。眺望抜群の山頂だが、やはり黄砂で遠くは霞んでいる。
ランチはコンビニで買ってきた助六寿司とアワワ1本。汗を拭って、フリースを着込めばポカポカ。濡れたズボンも気にならない。周りの山を眺めながらゆっくり目のランチタイムだ。
c0097754_18321424.jpg南側にデーンと居座るのは霊仙山…と思ったが、その前に伊吹山があるはすだなあ? ということはあれが伊吹山? えらい形が違うが、そうか、こんな角度から伊吹山を見たのは初めてやったわ! 同じ山でも見る位置でこんなに違うのだ。
そういえば伊吹の右奥に霊仙山らしいシルエットが浮かんでいる。
c0097754_1833112.jpgやや左を見ると谷の向こうに大きな山がある。あれは? 帰ってから地図で確認するが、どうやら「鑓が先△965.4」という山らしい。もっと高く見えるのは黄砂で霞んでいるせい? 東南方面は1000mを超える山はないので、間違いないと思うけど。
北側はスキー場から東に貝月山~鍋倉山の稜線が近い。遠くにかすむのは蕎麦粒山や五蛇池の尾根だろうか?あっちにも行ってみたいなあ…。
それにしても西側の金糞岳はすごい存在感だ。
見てしまうと魅せられてしまう。フラフラと誘い込まれそうで、あー怖い(><)

c0097754_18334587.jpgあとは下るだけ。ズボンもせっかく乾いたので合羽ズボンをはく。笹のトンネルやバリケードも下りなら楽勝だ。・1226のリフト駅からは左のゲレンデを下ろう…と思って思い返す。その隣の尾根は下れへんかなあ? ゲレンデに沿う小さな尾根に入るが雑木の小枝がはびこる。下るにつれ密度が濃くなる。こりゃあかんわ…(><) 引き返す。
雪の乗ったゲレンデをズブズブズリズリと降りていく。このゲレンデは天狗岩コースらしい。そう言えば中間駅近くにそんな巨岩があったなあ…。
第10リフトの乗り場からは右のゲレンデへ。短いが急斜面だ。スキーの人はこんなところをよう滑り降りれるなあ…。シリセードでも下れそうだが、止まらんようになったらどうしようもない。やめとこ、やめとこ…(><)
品又峠からの谷に降り立ち、今度は左へ。最下部のレストハウスまで一直線だ。
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奥伊吹スキー場開設40周年の初すべりは爺の靴スキー~♪で穢してしまいました。草野大正さん、ごめんなさい。(ん? 草野ってだれや? と思う方は奥伊吹スキー場へ行ってみておくれやす~)

駐車場に13時過ぎ。何百台も停められるスペースにたった一台で留守番のパジェ郎君を叩き起こして帰路につく。
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Commented by 武くん at 2010-12-08 18:38 x
あいかわらず、お元気ですねぇ。
いま「新町登山隊」周辺では、赤いテントと、「なんでも屋さんの特大カップめん」のことが話題になっていますよ。

ところでブンゲンって、B場さんの会でもよく歩いてはるみたいで、「登りがしんどい」って聞いたことがありますが……。
何はともあれ、クマさんにご注意くださいませ。
またご一緒してくださいな。
Commented by biwaco06 at 2010-12-11 16:27
武くん~
ますます元気~!なんてC.Cのバカがいましたね、ちょっと昔。赤テントに特大カップめん、気になります?なんでしょうね~、不思議ですね~! 山の中にはいろんな不思議が満載です。出かけましょうね~♪
ブンゲンは単なる山です。クマさんらしいウンコがありましたけど…。いつでも同行OKですよ。雪が舞って(待って)まっせ~
Commented by マーファミリ♂ at 2010-12-13 18:29 x
ブンゲン?どんな漢字になるのでしょうか?
分限者の分限?金持ちっぽくていいですね。

メジャーな伊吹山も登ってない私には、伊吹山の北側は横山岳、荒島岳まで空白地帯でかろうじて金糞岳がわかるくらいです。

私は、当分平地をせっせとハーフマラソンの練習に明け暮れてます。娘にもどこに向かってるの?と聞かれる始末で、段々、違う方向へ突き進んでいる様な気がしてなりません。
Commented by biwaco06 at 2010-12-13 23:08
マーファミパパさん~
漢検に聞いてみましょうかねえ…? なんでも近くで希少鉱物が採れたそうですから、やはり分限でしょうか?
江越美の国境稜線地帯はなかなか味のある山域ですね。まだそんなに歩いたわけではないですが、クセになりそうなオツな味です。
マラソン、フルにチャレンジですか? (違う方向へ)コースはずしたらあかんよ~
Commented by kitayama-walk at 2010-12-14 23:59
 奥伊吹スキー場から登るルートのある山ですね(登ったことないけれど)。確かに、ブンゲンという名前を聞くと忘れられないでしょうね。頭の中をブンゲンブンゲンと飛び回っていますかね。

 ブンゲンの名前の由来は不明だそうです。でも、別名の射能山(しゃのうやま)は、甲津原で山中にウランなどの元素が含まれていることから付いたと言われています。放「射能」山ですね。
Commented by pana at 2010-12-16 16:20 x
ブンゲン、いいネーミングですね。
行って見たい、今度連れてってね~

鳥の巣は・・ヤドリギです。
芦生やボンサイ平や鈴鹿にもたくさんあるで~

食べられへんもんは眼中にないんや~
Commented by biwaco06 at 2010-12-18 17:27
kitayama-walkさん~
kitayamaさんにはきっともの足りないと思いますから、県界尾根でも縦走して下さいね~。
放射能山ねえ…。そう言えばなんとなくサハラの実験場のような雰囲気もありましたけど? 帰ってからなんとなく体調が…? どっかで毒消しせんと~!
Commented by biwaco06 at 2010-12-18 17:34
panaちゃ~ん
これからはスキー客で渋滞するかも? オープンすれば駐車料金取られそうだし…(><)
来年の残雪期がいいカモ~♪
ヤドリギは冬に枝を伸ばすのですかね~? 宿主が眠ってる間に勢力拡大しておくなんて、賢いのかセコイのか…?
Commented by Chika at 2010-12-30 07:30 x
「変わりネーミング山」で攻めてます?
次の山名が楽しみです(笑

今夜から初・年越し登山いってきますー。
来年はどこかご一緒させてくださいね!
よいお年をお迎えください~!
Commented by biwaco06 at 2010-12-30 11:52
s&cサマ~
今年一年、楽しいおもろい山レポ、ありがとうございました。あまりのハイテンポでハードな山選びに手足がビビってとてもついていけませんでしたが、来年あたり、マッタリ山へでもご一緒したいですね。
年越し登山、どこやろ? 大雪らしいので気をつけて下さい。
よいお年を~♪
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by biwaco06 | 2010-12-07 19:09 | 美濃・奥越・湖北 | Trackback | Comments(10)

近畿中心の山を歩いた気まぐれなmt.memoryです


by biwaco06
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