美濃・奥越・湖北

【奥美濃】滝波山リベンジは高くつく代償とセットで

3月22日/ふ~さん隊(信徒集団)

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あれからもう2ヶ月近くになるのか…
喜びの達成感から奈落の底へと墜落した1日。あまりのショックからか、単なる怠慢からか、あるいは無意識の忌避意識からか、この日の記録を避け続けてきた。
しかし、この事件を書き残しておかなければ自分を偽ることになる。不都合な事実を、たとえ故意でなくとも葬ることは背信行為なのかもしれない。

「滝波リベンジ行きませんか?」
ふ~さんからのお誘いに、おおっ!と胸がときめく。ついにその気になったか!
今度はアプローチは分かっている。前夜発しなくても大丈夫だろう。頑張って早起きし3時過ぎには家を出る。(結果的にはこれもアクシデントの原因のひとつだったのかも…)
集合の板取川温泉には予定時刻の30分前につく。さすがにもう何台かは到着している。
メンバーはリベンジの4人(ふ~さん、たんぽぽ、たろー、biwaco)に加えて、通さん、とっちゃん、竜さん、さらに鈴ハイのヤング2人の計9人。こんだけ支援があれば登頂できないほうがオカシイくらいだ。





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2月のときより林道のずっと奥まで車を入れる。今回はリベンジが目的なので、なにが何でも山頂をめざさなくてはいけない。ルート鳥もそれが最優先される。ふ~隊長はその責任感で凝固しそうな体をにムチを打ってほぐしている。
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林道からはなれると谷の遡行になる。この雪シーズンに沢歩き?渡渉気味な箇所もいくつかクリア。
そろそろ左の斜面から尾根に出たら?とも思うが、そこはガマン。トコトン谷を詰め、最後の三叉から滝波山への尾根を直登し山頂をめざす。
おや、こんなところでヤマメ姫に出逢うなんて、我々を結ぶ赤い糸は思ったより太いんやなあ…と再認識した次第。
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白山が近い。期待にたがわぬ眺望の山頂を踏んでおいて昼食。今回も竜工務店のお世話になる。
お箸を忘れたり、バーナーを忘れたりと、いざとなって気づく忘却の連鎖。ビワ爺が忘れたのは、なんとアワワ!(アワてますなあ、ほんま!)

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下山はパノラマを楽しみながら尾根を周回する。前回辿ろうとして、はるか及ばなかったルートだ。
アップダウンがかなりあるが山腹を巻こうにも左側は切れ立っているので無理。登って下ってを繰り返す。
なぜか体調がよくない。動機が打って、息切れ。遅れがちになる。まあ、迷惑掛けるけれど無理はせずゆっくり行こう。
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腐った雪をズボズボと崩しながら植林の急斜面を下り林道へ。(前回はここから取りついたんやったなあ…)と感慨が。それにしても鈴ハイの若者の元気なこと!あのころに戻りたいわ、とつくずく思う。
林道ではフキノトウを摘みながらノンビリ下山。4時過ぎには駐車地へ到着した。

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「お気をつけて~」
板取川温泉の駐車場でお別れ。帰りの無事を祈る挨拶を交わす。
ところがこれに反する結果が待っていた。

東海北陸道、各務ヶ原出口手前。
ガリガリガリ!
気がついたらあたりに車はなかった。異常音が止まらない。慌てて路肩に車を寄せる。
中央分離帯のガードレールに接触したらしい。居眠り運転だ(><)
あ~あ、やっちゃった~!
なんともいえない空しい感。投げやり気分になっている自分に気づく。
どうやら右側のドアやフェンダーがボコボコみたいだ。異音はへこんだフェンダーがタイヤをこする音みたいだ。気がつけば運転席のドアも締まらない。
他の車を巻き添えにしなかったこと、反対車線に飛び出して正面衝突しなかったこと、渋滞気味でスピードが落ちていたこと…不幸中の幸い要素を探し、自分を慰める。


非常電話から事故報告。パトカーに誘導されてIC出口の駐車場へ移動。保険会社から依頼して貰った整備工場のレッカーで車を預かってもらい、送ってもらったJR駅から乗り継いでなんとかその日のうちに帰宅できた。

事故は滝波の祟りなのか、無事だったのはご利益なのか? どちらとも取れる結果ではあるが、とにかくも危険は山中での遭難だけではないことを実感した体験ではあった。


【特別寄稿】テリオス君の遺言
(これは某掲示板に投稿したものです。事故の記録として再掲します)

みなさん、こんばんは
ボク、ビワ爺を運んでたテリオス君で~す。はじめまして。(何回か会ってるけど…)
爺が恥ずかしいてよう言わんみたいなんで、代わりにご報告しますね。お許しを。

じつはあの日(滝波リベンジの日です)の帰り道、大変だったんです。
えっ?爺はなんともないんですよ、ボクが大変だったんですぅ(泣)
東海北陸道の岐阜出口手前付近でした。ちょっと渋滞気味で速度が落ちて…
その前から、爺がしっかり前を見てるのか、心許なかったんですが…

ガリガリガリガリッー!!!ゴンゴン、タンスにゴン!
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………………………………………………………………


一瞬のことです、事故ってもんは。
刹那の夢のハザマで幸運と不運が別れるのでしょうか?
ラッキーと言えば、周りの車が危険を察して避難してくれていた(推察ですが)、渋滞気味でスピードが落ちていた、高速道路のため中央分離帯があった、さらには出口近くで搬出が容易だった…
などと、今になれば言えるかも知れないです。
アンラッキーと言えば、休もうと探しているのにパーキングがなかった…くらいのことか?

なんでやねん!ボクには命取りのアンラッキー!(怒)
引き取りに来てくれたクルマ屋さんのソロバンでは、直すのに?10万円も掛かるとか。
ほとんどボクの買値に近い数字やないですか。
そういうことで、爺はなんと、ボクをお払い箱にしてしもたんです。あの事故で、身をもって爺を守ったボクを!
だからボクはもう皆さんとお会いすることはできません。
ほんまに人間って身勝手なもんですわ。自分の不始末を人に(クルマやけど)押し付けて…
こういうの、責任転カーっていうんかな?

その日は爺はJRを乗り継いで、なんとか10時半ごろ家にたどり着いたそうです。
ボクはといえば、可児市のクルマ屋さんのガレージで傷の痛みに耐えながら眠れぬ夜を明かした次第です。

まあ、そんなことがありまして…
有事に強い奥さんは泣き言どころか「当分、山はやめとき!」の一喝!
爺も反論できず「う~ん」と唸っただけみたいでした。

ところがです。人の世では亡くなって49日は喪に服すと言うでしょう?
なのに、またぞろ爺がなにやら画策してるみたいなんです。まだ一ヶ月も経たんのに!
解体寸前のボクにはどうすることもできませんけど、なにやら新しいクルマを手に入れたみたい。
(なら、ボクを直してくれたらよかったのに…)
またまた山へ出かけるんでしょうか?
ふ~おじさん、悔しいけどお願いです。山で爺を見かけたら、せめて眠気覚ましの薬でも飲ませてやってくださいな。(ホッペを一発張り倒してもかまいませんから~)

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Commented by マーファミリ♂ at 2010-05-12 18:47 x
レポの日付が逆?と思いながらもフムフム普通の雪山登山やんと
読んでいましたが、最後に痛い展開が待ってましたねぇ。
なにはともあれ無事で良かったですね。
車は痛いけど体が無事ならヨシ!としましょう。
私等も大阪から移動距離が長い山が多いから気を付けないと
いけませんね。
Commented by ふ~さん at 2010-05-13 06:28 x
聞いてびっくりでした。なにはともあれご無事でなにより。

二ヶ月の物忌みでようやく日の当たるところに出てきて頂いて、ほっとしています。

山から元気もらいながら、また楽しい思い出をいっぱい作っていきましょうね~
Commented by 武くん at 2010-05-13 22:56 x
ラスカルさん。連休山行は失礼しました。
またお供させていただきます。

で、やっと白状したね!
アップされている「銀杏峰」。寝場所の宝慶寺駐車場の写真に、なぜか見慣れない「軽パジェロ」が写っているし、?と思っていましたよ。
まあ無事でなにより……。早くも、「新町同志会」でも話題になっています。
私どもが同行させていただくまで、貴重な「足」をツブさないでくださいよ。
Commented by Chika at 2010-05-14 11:22 x
ええぇーー!?
そんなコトがこの春にあったんですか!!
毛が・・いえ、怪我なくてよかったですー。
アワワは忘れて幸いでしたね^^;

一瞬で眠れる特技をもつワタシも気をつけなくては。。
こないだ運転してるShigeoに「飴くれ」といわれ、包みを開けて口へ入れてあげようとした瞬間に眠りに落ち・・あきれられました^^;
Commented by 温泉玉子 at 2010-05-14 22:15 x
暫く更新お休みの裏には驚きの事件があったとは(>_<)
車は壊れても体が無傷(五体満足)で済んで良かったですね、追い越し車線で大型に追突されようものなら…

行き帰りも登山中も他山の石で無理し過ぎは控えたいですね。
早朝発だけは眠くて真似出来ません、私には車中で前夜泊の方が楽ですわ。
Commented by biwaco06 at 2010-05-15 21:29
みなさん~、ご心配ありがとうさんです。
人生いろんなことありますね。大事に至らないよう気をつけます。

マーファミリ♂さん~
滝波山は普通の雪山と違うねんで~!怨念が篭ってますねん(笑)
簡単リベンジの祟りでした。(><)

ふ~さん~
物忌みの49日も明けて、ボチボチ復帰したいなあ…と思ったら体がガチガチ(><)
みなさんのレポも読むだけで勘弁願ってます。今日は静が岳へ行ってきました。

武くん~
白状も何も、みんあバレバレでんがな~(><)
ジョロ君は猿人の異音が気になりますが何とか走ってくれます。テリくん程やないけど、なんせ、価格が…。同行(いつのこっちゃ!)までもつやろか?

Chika ちゃ~ん
春の椿事ってヤツです。ほんまに毛もケガもなくて丸く収まりました。ヒゲ顔だって卑下せんでもいいよね?
助手席ならなんぼ寝てても大丈夫ですね~(><)

温玉ちゃん~
お久しぶりです。年食うと睡魔に弱くなるみたい。自覚して安全運転に徹します。
妻いわく
「これからは遭難の心配に、行き帰りの運転の心配までせんなんね…」
新妻にそんな心配させたらアカンよ~
Commented by aya at 2017-11-17 09:16 x
biwacoさん、お久しぶりです^^
ネットで山の検索をしていて偶然見つけました。

テリオス君、残念でしたね・・(;;)
私の生まれ育った可児市のクルマ屋さんのガレージで傷の痛みに耐えながら眠れぬ夜を明かす事になるとは・・。

biwacoさんの記事は、文才ありまくりで読んでて凄い面白いです( *´艸`)!!また読みに来させてもらいます♪
Commented by biwaco at 2017-11-22 20:49 x
ayaちゃん、こんばんは(^^♪
こんなキマグレサイトにようこそ~です。
コメント届いてるのに、今頃気づきました…(゜o゜)

ほんま、テリオスくんには申し訳ないことしました。命の恩人なのに…。
あれから東海北陸道を通るたびにキオツケ!黙祷!してます。
って、あかんがな、運転中に立ち上がったら(@_@。
しっかり睡眠とって安全運転で山を楽しもうとココロに決めてます。
ただ、ココロに決めてもアタマから抜けてしまうので困ったもんです。

ブログ、また覗きに来て下さいマセ(^_-)
秋のオフ会は流れたけど、また奥美濃の山ででもayaちゃんや兎夢さんたちと会えたらうれしいな~!(^^)!
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by biwaco06 | 2010-05-12 00:31 | 美濃・奥越・湖北 | Trackback | Comments(8)

近畿中心の山を歩いた気まぐれなmt.memoryです


by biwaco06
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