【山域】鈴鹿北部/烏帽子岳
【ルート】時山8:00―巡視路―10:45烏帽子岳11:10―12:40三国岳14:00―阿蘇谷―16:30時山
【天候】快晴
【同行者】単独
10月は連続台風やら何やかやで山はオアズケ状態だったが、月が替わればツキも変わる? 快晴の空が返ってきた。
体調はスッキリとはいえないが、山の空気を吸うのが一番のお薬になるかも…と、勝手に思うことにして、行き先を考える。
地図を広げれば食指が延びる山域は数々。奥美濃や奥越方面にも魅かれるが、冷静に考えて、日没が早いこの時期、日帰りで行ける所は限られる。
まあ、そういうわけで、時山ルートでの烏帽子岳864.8mを選択。
未踏のこの山は三国岳へ行ったときに気になっていた。
同時に、近くの「ダイラ」はここ数年、何度も機会があったのに行けそうで行けていない不思議な因縁の未踏ゾーンなのである。
今回は、烏帽子岳から三国岳を経て、帰りにダイラへ立ち寄り、守護札を剥がしてくるのがミッション。さて、どうなるか…
最初の送電鉄塔へ。巡視路の階段を外して直登したため45分もかかった。
傾斜が緩くなったら石柱が立っている。文字が刻んであるが読めない。三角点の標石柱ではない。
GPSで確認すると、標高点681の地点を指している。ここまで1時間40分。烏帽子岳まで半分は超えたぞ。
ずっとシロモジなど自然林の尾根だが、色づき具合はイマイチだ。台風のせいだろうか、落葉の量は半端でない。
三国岳へはこの尾根に進むのだが、その前に烏帽子岳の山頂を拝んでおかないと。
10分余り休憩してから出発。
遠方の比良の山々が霞んでいる。そのせいかまるでアルプス連山のよう。
標柱には865.1mとあるが、地形図の標高は864.8m。30cm縮んでしまったなあ。
やっと東側の伊勢湾方面が視野に入るが、快晴なのにモヤっている。
日差しが暑いくらい。逆光だけど「三等三角點」の文字がなんとか読める。
さあ次の目標へ。尾根分岐まで戻って南西尾根へ。どんな尾根やろ? 初めてのルートは不安なものだ。
南側には鈴鹿の主峰―御池岳~鈴ヶ岳のシルエット。
ここから5分で最高点らしいが、前にも通過したので今日はパス。
それよりランチにしないと腹が持たない。
遅くなったとはいえ、当初の尾根周回予定は変更したため、時間は大丈夫だ。
14:00、1時間以上のランチ休憩を終え下山にかかる。
15分で三角点峰を巻いた鞍部へ。
ダイラへ立ち寄ってみようかな?とも考えたが、時間的に不安になり阿蘇谷を真っすぐ下りましょう。
市販地図にも赤実線が引いてある一般登山路なので安心…と思ったが、なかなかの谷下り。谷の両サイドを、有るようで無い踏み跡を探しながら降りていく。
ヒザ関節の硬直化、ヒラメ筋の疲弊、大腿の衰退、バランス感覚のマヒ…。下りなのに踏ん張れない足に、脚力・体力の落ち込みを痛感させられる。
おまけに、巡視路用の鉄橋が、ことごとく崩壊(先日の台風のせい?)していて、渡渉場所を考えながらの沢下りとなった。
赤い清内橋に16:30。
結果オーライで闇下は免れた久々の山歩きとなった。
それにしても、ダイラへはいつになったら辿りつけるんやろ(@_@。
お節介ながら癒しのブナ、手前が副将軍、奥がブナ将軍です。ダイラのオフ会の時はみんなで抱きついたものです。
きまぐれブログへようこそ(^_-)
コメントまで、ありがとうて、感涙に咽んでおります。
そうでしたか!あのブナ。初め1本かと思ったら、後ろに将軍が控えておられました。あの尾根にブナは何本かはあったと思いますが、ひときわ印象深い2ショットでした。
シャイな私はとてもハグなどできませんでしたが、ヤブメンの思いには共感です。
それにしても、ダイラへの道は、♪遠~い遠~いはるかな道…ですわ(@_@;)