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美濃・奥越・湖北

戦国の歴史秘めた伊吹山弥高尾根を探索

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▲名神高速伊吹PAから


【日付】2016年2月7日(木) 単独
【山域】湖北/伊吹山

【ルート】弥高平野神社~大堰堤巡視路登り口10:30~弥高山838.7m12:10~弥高尾根~co1050mスキー場跡6合目小屋上部13:30~5合目~弥高尾根~ランチ14:40~15:00~弥高山~弥高寺本坊跡15:30~平野神社16:20~16:40駐車地
【天候】晴れ


わが滋賀県の最高峰である伊吹山。100名山にまで選ばれているというのに、イマイチ人気がない。
伝統あるスキー場も閉鎖になり、採石場跡の山肌は痛々しい。
先日の虎子山からは、ドライブウエーの残酷なハラキリ(首切り?)傷跡を目の当たりにした。
そういう自分も例外ではない。アリバイ的に何度か登っているが、スキー場(跡)からか、ドライブウエーの駐車場からかのどちらかだ。
歴史ある山なんだから、いろんなルートがあるはず。Y氏のレポにもあったが、上平寺や弥高からのルートは食指をそそられる。
そんな折、薄情なジモターでなく他府県に住む山仲間から伊吹山希望があがった。
ならば、メインストリートでは味わえない戦国の歴史を秘めた登山路を探してみよう。と、ルート探索に出かけた。






R365から弥高の村に入る。想定ルートは、弥高尾根を登ってスキー場跡を下るという設定。
とはいえ、ここに来るのは初めて。なんとか平野神社に着いたのはもう10時前だ。下見とはいえ遅過ぎ。時間がないので、今日は取付き点などを確認できたらいいか…。

近くの民家で登り口など聞いてみた。
初めに高校生くらいの男の子。丁寧に答えてくれたが、すぐお母さんらしき女性とタッチ。
尾根の上にある本坊跡への道がいくつかあるらしいのだが…。
次に現れたのがその父親(義父かも?)らしき老人。説明を聞き正規の本坊跡経由のルートと、悉地院の先の堰堤からのショートカットルートがあるようだ。
なんと、3世代にまたがる案内人?から情報をお聞きできた。これで迷うことなくルート探索は成就間違いなしだろう。
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平野神社から少し戻り、弥高川右岸の林道を登ると悉地院。さらに車を進め、採石場の横を強引に登ると、ヘアピンのところに空き地がある。車はここまで。
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弥高の村から朝日に残雪が輝く伊吹山が眩しい。
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行止まりは弥高川の大堰堤。この右手の急斜面に巡視路が切ってある。
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少しの登りで植林の尾根に。ほとんどヤブはない。
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巡視路特有のプラ階段。崩れた土砂や杉の枯れ枝に埋まっているところもある。
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登りきるとco670mの鉄塔。伊吹山が目の前。
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鉄塔の足で霊仙を切り取る。まだ雪が残っている。
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鉄塔からは尾根伝いに弥高山838.7mをめざす。さすがに足元には残雪。
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ヤブの中の弥高山へ。
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雑木のなかの山頂で、この先、踏み跡があるのかどうか、心配になる。
雪を踏んで進むと上平寺への分岐があり、左手に山頂方面への踏み跡が延びている。
平坦な道が続き、5合目への標示板も出てきたゾ。
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co900m手前のコバにひと声と複数の人影。平日にこんなところでウロツク輩はタダものではないゾ…と思ったら、やはりOSK(大垣山岳会)の一行だった。
ならばひょっとしてTさんも?と、聞いてみると、GOTOさんがいらっしゃった。昨秋のヤブオフ会で、帰り道に出会った3人のうちの一人だ。

伊吹5合目への分岐はテープと標示板があるのだけど、OSKの下山の踏み跡に惑わされて見落とし、尾根を登ってしまう。
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このまま山頂まで行けばいいのだが、時計を見ると13時を回っている。ランチもまだだし、上まで行くのには時間が足りない。
co1000mあたりは、なだらかな疎林の斜面が広がる。残雪を踏んでトラバースすれば楽にスキー場跡へ回り込めそうだ。
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ゲレンデ方面を見下ろしながら
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スキー場跡の斜面が目の前。山頂から一般登山道を下山する登山者の姿が見える。
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6合目小屋の少し上部から見下ろす。
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ゲレンデの左端を下ると、ピンクテープと文字が消えかけたプレート。
どうやら弥高尾根へのトラバース起点のようだ。
スキー場をそのまま下ろうかと思っていたが、車の回収が遠くなるので、ここから周回することにする。
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ちょっとヤブっぽいルートになるが、いったん谷筋へ降りてテープを拾いながら進むと、往路の分岐に出る。

そのままOSKパーティーと出会ったコバまで来て、やっとこさ、弁当にありつく。
今日は定番の助六寿司と魔法瓶の熱いほうじ茶。アワワ抜き!
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ここはなかなかのビューポイントだ。
こういう角度から見ると、伊吹山も隅に置けない美形だ。
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弥高山に戻り、京極遺跡への道を下る。すぐ弥高寺本坊跡へのプレートがあり、左へ。
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本坊跡は、野球でもできそうな広場。
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整備された道が続く。登りの荒れた巡視路よりこっちのほうが楽そうだ。
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林道のような登山路を下ると、平野神社の横にでた。
車を停めた弥高川の空き地まで歩くのがつらかった。


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by biwaco06 | 2016-02-07 00:31 | 美濃・奥越・湖北 | Comments(0)

近畿中心の山を歩いた気まぐれなmt.memoryです


by biwaco06
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