大峰・台高

GWの恒例山行は台高山脈でテント泊縦走

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【 日 付 】2014年5月2日(金)~3日(土)
【 山 域 】台高/山ノ神頭~大台ケ原 
【メンバー】kitayama-walk、biwaco
【 天 候 】晴れ、微風
【 ルート 】2日=三之公明神谷出合7:40-・773p9:00-・904p9:45-10:45山ノ神頭11:20‐湯谷ノ頭12:00-・1125p12:35-13:55ブナ平14:15-父ヶ谷の高15:05‐・1094p15:30-・1094p16:15-16:40杉又高手前(テント泊)
3日=テント場6:15‐杉又高分岐6:40-振子辻7:15‐・1118p8:55-引水サコ9:15‐御座嵓10:05-添谷山10:50‐11:05ランチ11:50-大台辻12:50‐コブシ峠13:40-金明水14:10-安心橋14:20-川上辻15:20‐15:45大台駐車場


「台高山脈」とは北の高見山から南の大台ケ原を結ぶ稜線である。そんなことは改めて言うまでもないことなんだろうが、実はbiwa爺は高見山にも大台ケ原にも行ったことがない。大台ケ原はバスで登れるのでシーズンには観光の人でいっぱいだという。まあ、そんなところに敢えて行くことはないやろ…、と山行プランの埒外にしていたのである。
しかし、最近山に同行していただいているkitayama-walk氏から、GWには台高山脈(一部)のテント縦走をやろう、とお誘いが来た。昨年には二人で桧塚から主稜線を経て池木屋~野江股とたどった。その続きだという。なんでも彼は主稜線の完全踏破を企んでいる節がある。昨秋は山ノ神頭~馬ノ鞍峰を日帰りしているから、今回はその南を一気にやっつけようということらしい。
一番の不安は体力なんだが、kitaさんという力強い相棒がいれば、へたり込んでもなんとかしてくれるやろ…と、喜んで付いていくことにする。







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▲早朝の大台ケ原駐車場はガラガラ
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▲ドライブウエーから大峰・大普賢岳

早起きには自信がないので前夜発にする。大台ケ原駐車場で仮眠したらいいわ…。R169を走っていると川上村に道の駅があった。大台ケ原まで48kmの標示。山の上は寒そうやし、ここで寝ようか…。持参したアワワを1本空けて車中泊。
翌朝は4時過ぎに出発。待ち合わせの6時には十分間に合うやろ。トンネルをいくつも越えて、そろそろドライブウエーの入り口かな…と思うのだが、ナビにはそれらしい案内が現れない。んんんん…(@_@;)
そのうち和佐又への分岐も過ぎて標識の案内文字は新宮○○kmに変わる。
さすがにヘンだと気付きUターン。新伯母峰トンネルの手前から右手に入っていくことは分かっていたのに、ナビに頼りすぎるとこういうことになる。

このドライブウエーを走るのは初めて。思ったより道が悪い。小石がパラパラ落ちていたり、路肩の崩壊箇所も。昨年、湖北のヤブ山の林道でパンクして以来、オフロード恐怖症なんである。だれかさんはスペアタイヤを2本積んでいるらしいが、biwa爺は恐れおののくだけで、つい対策忘れてしまう。備えなくて憂いばかり…なのだ。

朝食行動中のシカさんたちを避けながら、大台ケ原の駐車場に到着。ロスタイムはあったものの、まだ予定の30分前だ。さすがにこの時刻は駐車場もガラガラ。出口に近いところに停めて、まずは昨夜家を出る前に作ってきたオニギリとホットほうじ茶で腹ごしらえ。先週の小白山ではすっかりバテてしまったのだが、原因はコメを食っていなかったせいなのだ。パンや麺類では力が出ない。やはり日本人はコメなのだなあ…とつくづく思い知らされたのだった。で、今回はその教訓を生かし、シャケと昆布の特製オニギリを準備したというわけ。なんで、オニギリごときにこんだけ紙幅を使うのかと思われるだろうが、このオニギリコンビ、まだこの後も活躍するのである。

6時前に到着したkitaさん号をデポしておいて、biwa爺号で登山口へ向かう。登山口って? 
ルート表記にある出合へは、ドライブウエーを引き返し、R169の大迫ダムから入之波温泉への県道を走り、筏場への分岐から林道をさらに進む。
1時間少しで終点。10台分くらいの駐車スペースがある。すでに先着3台。たぶん馬ノ鞍峰方面への登山者か釣り師?

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山ノ神の祠に安全祈願してから右手の橋を渡って・773mへの尾根に取り付く。いつものことながら、先を行くkitaさんの姿があれよあれよという間に消えてしまう。しかし、ここで焦ってはいけない。慌てては事を仕損じるというではないか。マイペースこそ持続の道。まだ戦いは始まったばかりなんである。
とはいっても、怪しい踏みわけ道。雪道なら足跡も残ろうというものの、これでは…と思いながら、かすかな靴の跡を探しながら上をめざす。
ここは左へトラバースかな? と左の踏み跡へ進んだのだが、なんだかヘンだぞ? 15分ほど歩いて考える。どうやらこれは谷(明神谷)の左岸の高巻き道のようだ。迷ったら引き返すのが鉄則。
心配したkitaさんが・773mピークの下まで迎えにきて下さった。往復30分近くのアルバイトで、登山口から1時間半近くもかかってしまった。思えば朝の国道オーバーランに続いて登り始めの道迷い…こんなんで最後まで行きつけるんかいな(@_@;)と不安になってくる。

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たわわに花をつけたシャクナゲやタムシバなどに励まされて、・904ピークはいつの間にか通過。山ノ神ノ頭には想定オーバーの3時間もかかってしまう。朝ごはんから5時間、お腹も限界、ここでランチにしましょう。助六寿司にキュウリ半分。1パックしっかり腹に入れる。

ここからは稜線歩きなんで楽々かな? と思ったら大間違い。崖登りに崖下りの連続で、どこまで続くのか…このあとが思いやられる。

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▲雨量計の建物。この下に水場
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▲テント適地の「ブナ平」
co1170mを右折して下るとなだらかな地形に変わり、左手に雨量計の白い建造物が見えてくる。標示板に「ブナ平」とある。
この下が水場。もう14時前だ。予定では引水サコの水場でテント泊のつもりだが、とても行きつけそうにない。ここで水を確保しておかないと。
こんなにいらんけどなあ…と思いながらも2Lポリタンをいっぱいにし、2本の500mlペットボトルにも補給。やっぱり重い!(@_@;)

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右手斜面に咲くのはアケボノツツジ?
父ヶ谷の高(co1210m)を右寄りに下る。二つ連続する・1094ピークを越えれば「キャンプ適地」と市販図に記載がある。おおー、あと少しだ!
一つ目の・1094pはすぐに通過。しかし二つ目がなかなかだ。それでももう崖の登下降がないので助かる。ひたすらアップダウンに耐えて歩き続けるのだ。
・1094pの次の小さなピークを下ると、kitaさんのテントが目に入る。やった!やっと到着だ(^O^)/

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日没までには時間がある。ちょっと狭いし、傾斜もあるけどガマンガマン。西風が強くなってテントが煽られる。風向きを考えながら張り位置を決める。
夕食はα米の五目御飯と味噌汁だ。できるのを待ってアワワで乾杯!イカフライとナッツがアテ。ちょっとおかずが足りんなあ…。
強風に負けて早々にテントへ。テントの中からアワワ片手に沈みゆく夕日を堪能するのでありました。



3日(土)
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夜の寒さもなくめでたく翌朝がやってきた。
ない! 風がないのだ。昨夕あんなに吹いていた西風がピタリとやんで快晴の空。夕日と反対側の山並みから朝日が昇る。あたりまえだけど、なんだか感動を覚えるのだワ(@_@;)
朝ごはんは昨夜の五目御飯の残りに例のオニギリ1個を追加して、フジッコを散らしてアツアツのほうじ茶をぶっかける。
オニギリのお腹には紅鮭がたんまり。昆布との相性もぴったりなんである。朝は赤だしがお伴。デザートはキュウリの半分と完熟トマトの丸かぶり。どちらかお昼に残しておきたかったが、荷重軽減が最優先ということで処分となる。

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▲マッチ棒遊び?枯れ枝でルート図を作るkitayamaさん
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出発は6時15分。昨日より1時間も早い。これなら楽勝で完歩できそうだぞ。
まずはこの登りをクリアすれば杉又高の分岐。コの字形に稜線をたどり、当初の宿泊予定地である引水サコへ向かう。振子辻は一つ目のコーナー(筏場への分岐)で、市販地図の丸印はおかしい。キャンプ適地と記載があるが、果たしてそんな適地があったかなあ?
引水サコまで3時間。ちょっとかかりすぎだが、biwa爺の体力はそんなもんだ。慌てない、僻まない。(^^♪
ここも縦走路のすぐ下に清流がある。今回のルート内ではブナ平とともにテント泊適地の双璧だろう。

右寄りの稜線に沿って登ると岩場に出くわす。なんだこれ? kitaさんはとっくに先へ消えてしまってる。これを登るのか?それとも左から巻くの?
決断がつかずウロウロしてると上から声が飛んできた。「登れ登れ!」
ってことは巨岩を乗り越すってこと? と登ってみると何のことない岩尾根だ。その先にkitayamaさんが写真を撮っている。ここが「御座嵓」らしい。あとでGPS軌跡を市販図と照らすとより西側になるのだが…。

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▲この~木なんの木 キリンの木?
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添谷山を越えると大台辻は遠く感じない。筏場道には通行止の標識が立つ。見れば大台ケ原への間にも×印が2、3。ん?通れない?ことはないやろ…。

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一休みして川上辻へ向かう。
石組みで路肩を固めた遊歩道のような道。これなら大台ケ原までルンルンだな~。体力と時間があれば尾根筋から三津河落山へ回ろうかと思っていたのだが、kitayamaさんは先に行ってしまったし、今回はやめとこ。
そんなことを考えながら進んでいく。「大台ケ原 安心橋1km 大台辻1.4km」の標識だ。おや、大台ケ原まで1kmか! 時計を見れば13時半を回ったところ。これなら14時には到着やな(^^♪
喜んだのはいいが、なんだか道が怪しい。今までの広いはっきりした道が消えてしまった。おっと、ここで迷ってたらエライことになる。辺りのテープとGPSで方向を確認。
どうもヘンやなあ…。あと1kmで着くはずないで。あの標識はなんやったんや(@_@;)
道は右に回り込むように伸びていた。右手のなだらかな尾根へ続くのは県境尾根へ続くのだろう。そちらへは入らず、山腹を縫う筏場道を行く。
あとで判明したのだが、「大台ケ原 安心橋1km…」の標識があったところがコブシ峠。安心橋まで1kmで、大台ケ原は単なる方向を示しているだけなんだ。疲れると頭も疲れて勘違いや判断ミスが起こりやすい。要注意!

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▲安心橋
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▲筏道は崩壊地点が次々

大台辻辺りはルンルンと思われたこの道も、やがて「通行止め」にふさわしい荒れ方を見せ始める。沢に出合うたびに崩壊していて、ロープや鎖を頼りにへつってクリアしていく。
「金明水」で一服。やたらのどが渇く。なんでやろ? ランチの時、kitayamaさんにパワー増進の秘薬をいただいた。例の「ア●ノバ●タル」というやつだ。効果のほどはわからないが、ノドの渇きはこれのせいかもしれない。

何回かのへつりを繰り返し、深い谷筋の先に鉄橋が現れた。これが「安心橋」らしい。この橋も落ちて再建されたらしいが、この橋がなければこのルートは絶対通れないだろう。

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▲30分以上も待たせてしまったkitayamaサン(>_<)
やがて辺りが笹原になると車の音が聞こえ始め、間もなく川上辻。車道への降り口にkitayamaさんが座って待っていてくれる。
このあたりまで路肩は駐車場から溢れた車で埋まっている。車道をトボトボ歩いて駐車場へ。
ビジターセンター前の自販機のコーラは190円! それでもノドの渇きには勝てない。
デポしておいたkitayama号で、三之公の登山口へ向かう。
初夏の好天に恵まれた大台ケ原の2日間であった。
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▲三之公の登山口に帰ってきました
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by biwaco06 | 2014-05-15 14:37 | 大峰・台高 | Trackback | Comments(0)

近畿中心の山を歩いた気まぐれなmt.memoryです


by biwaco06
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