閑話休題

初めてのお使い…でなくて雪山テント泊

1月11日~12日/千種越えテント泊

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山を歩き出して何年にもなるが、冬山(積雪期)でテント泊という経験はなかった。
ネットや友人の話では案外カンタンに楽しんでおられる(ように思える)。
いきなり3000m級の山で雪中泊という「猛者」まで!
ならばワタクシもと、ひそかにチャンスを窺っていたのだ。
近くの山なら1000m前後。それでもいったん降り出せば雪は1m以上になる。
そんなこんなで寒波がやってきた日、近江と鈴鹿を結ぶ千種街道で試みたテント泊の感想レポです。






まず、必要装備だが…
なんせ未経験というのは勝手がよく分からない。
そうそう、雪山は寒いんや!(だけど、どれくらい寒いのか?)
とにかく、思いつくものをあげていく。
本来なら、テントやシュラフなど、冬シーズン用のものが望ましいのだろうが、新たに買い求める財力はない。
3シーズン用でどれくらい通用するのか…を確かめるのも今回の目的のひとつなのだ。

<足もと>
・登山靴。雪山用ではない。軽登山靴の部類だが皮とゴア生地で一応防水性はある。日帰りの雪山(8~10時間歩行)で水の浸透はなかった。保温面ではどうだろう?それに2日間の雪に耐えられるか?
・靴下(アクリル、混紡)を2枚重ね。
・スパッツ(中尺)
・ワカン
・アイゼン(10本爪)
・ストック(1本)
<衣類>
・速乾発熱下着(長袖シャツ、パンツ、タイツ)
・中着(アクリル)
・ジャケット(裏地、フード付き)
・フリース上着
・スウェットパンツ(フリース裏地)
<防寒具>
・正ちゃん帽(アクリル)
・目出し帽(アクリル)
・防水手袋(アウター、インナー、インナー替用)
・軍手、純毛手袋
・使い捨てカイロ(小2、大3個)
<幕営>
・テント(3シーズン、1人用、フライ付き)
・布製マット(簡易防水)
・銀シート(薄手)
・シュラフ(3シーズン、化繊)
・シュラフカバー(2.5層)
・ガスコンロ(zippo)…ボンベ2個
・調理用具一式(ナベ、椀、箸、カップ、…)
・ポリタンク(2L)
・スコップ(プラ製、子供用)
・細引き
・ヘッドランプ
・室内用ランプ

まあ、こんなところかな?
もちろん、地図にコンパス、食料、飲料水など通常の準備物は忘れないように!

さて、実際のテント設営、食事、宿泊ではどうなったか…?
幕営地を決めたのは4時半。まずワカンのままで雪面を踏み固める。
テントの大きさの2倍くらい広さを整地する。ふわふわの雪なので、なかなか固まらない。
登ってきた西側に日が沈んでいく。夕景に見とれながらの足踏み。
まあ、こんなところか?というところでテントを広げる。
支柱を通して、本体の立ち上げ。そのうえからフライシートを被せる。
結露ができるので冬はフライはつけないらしいが、付けた方が寒さは凌げるだろう。
ペグは真ん中を結んで雪に埋め、踏みつけておく。
でも細くて短いので、こんなんで大丈夫?
ちょっと不安になって、紐が届くところは周りの立ち木に縛る。
適当な枯れ木を折ってペグにしてみる。こっちのほうが確りしてるわ!

設営を終えるころには日が沈み終え、西南の空に一番星(金星?)がメッチャきれ~!
そんなロマンチックムードに浸ってる場合でも柄でもないか…(。。);
さあ、メシだメシだ!
大ナベと小ナベに新しい雪を山盛りいっぱい押し込んでくる。
ポリタンの水を加えてコンロに掛ける。
ホームセンターで108円で買った油除けフェンス(アルミ板)で風除け+保温。
テントの中でも効果は抜群ですぐに沸騰する。

食事のあとポリタンの残り水とに雪を足して1・5Lほどの熱湯を作りポリタンに入れる。
タオルで包んでシュラフの足元へほおりこんでおく。
ワカンと登山靴もテントの中に入れておく。(凍結防止)
ガスを消すととたんに冷えてくる。
フリース中着以外全部着込みシュラフへ。
もちろんシュラフカバー装着。
使い捨てカイロを足元と腰周りにセット。
足元にはポリタン湯たんぽがホカホカだ。
さて、寝ますか~♪
吊り下げたライトを消す…


真っ暗の闇…


静か…


カサコソ…カサコソ…
(何の音やろ?)

カサカサ…コソコソ…
(???)

風はほとんどない。ちょっと明るいことないか?
寝る前に東の空に満月が出かけてたなあ…。
(オシッコしたいなあ…)
(めんどくさいし、寒そーやし…)
(でも、行きたいなあ…)

まだ9時半過ぎたところ。思い切って外へ這い出す。
そうや、こういうとき「像足」ゆうのんが役立つんか…
靴を履きながら思い出す。

わっ! まんまるや!!
夜空に満月がぽっかり。
その月から黒い花びら?が舞い降りてくる。
黒かと思ったら、白い雪だった。
テントに積もって、少し風が吹くと滑り落ちる。

カサコソ…カサコソ…
ああ、これやったんかー!
音の主がわかった。

月光と黒い山のシルエット…
もっと眺めていたいけれど、寒い~!
テントに戻り(オシッコ済ませて…)寝なおし。

ウウウ…寒いー(泣)
何時やろ?
10:40
えー、まだそんなんか…
どうしょう、寒うて寝られへんなあ…

どうしょう…

寒うー

zzzzzzzz

ウウウ…寒いー(泣)
何時になった…?
01:24
えー、まだそんなんか…
お尻が冷たいなあ…
(湯たんぽも冷えてきたし…)

zzzzzzzzzz

うおー!
我慢限界凍結寸前死界徘徊脱熱消滅睡眠不能尻滅裂起床転ケ~ツ!!!

02:22
ガスに再点火。ポリタンから冷めた湯をナベに移し沸かしなおす。
テントの中が一気に暖まる。
その間に合羽ズボンを履き、フリースの中着を着込む。
さあ、これで5時ごろまでは寝られるかな?

zzzzzzzzzzzzzzzzz
zzzzzzzzzzzzzzzzz
zzzzzzzzzzzzzzzzz

あれ?明るい…?
何時やろ?

07:10

ええー!
寝られたんや~!

こうして初めての雪中テント泊の夜は明けた。
睡眠時間は途切れ途切れながら8時間以上はあるのでは?
スッキリした朝だ!
小雪が舞っている間は動かない。
テントの中で朝食。
ランチパックのパンをガスであぶり、ココアでいただく。
上に行くにも、このまま下るにも、時間はたっぷりだ。

今回、もって行ったもののうちアイゼン、スコップ以外はすべて使った。
あったほうがいいと思ったものは、エアマット(または厚めの銀マット)、「象足」、文庫本。
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by biwaco06 | 2009-01-13 16:55 | 閑話休題 | Trackback | Comments(0)

近畿中心の山を歩いた気まぐれなmt.memoryです


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